KHギャラリー銀座では来る8月29日(月)より、展覧会「コシノヒロコ 創作の源泉」を開催します。日本の美を創作の源泉とするコシノの「墨」、そしてその制作と生活をさまざまな角度から紹介します。
安藤忠雄氏設計の「コシノ邸(現KHギャラリー芦屋)」。コシノは「日本の四季を体得したい」との思いで約30年間そこに居住していました。コシノにとって芦屋での生活は、自らの発想の源泉であるのはもちろんのこと、日本人の美意識の源泉を辿ることにも繋がっているのです。
本展では、代表的な墨象や書の作品を展示し、コシノの「日本的感性」をご覧いただきます。そしてKHギャラリー銀座初の試みとして、生き生きとした制作風景のスライドと、安藤忠雄氏による「コシノ邸」のスケッチ、建築模型を披露します。ギャラリー空間全体に広がる、コシノが愛する芦屋の空気と、臨場感あふれる創作の源泉をどうぞご高覧ください。
KHギャラリー銀座
コシノヒロコ 創作の源泉
2016年8月29日(月)- 9月25日(日)
休廊日:9月4日(日)、9月11日(日)、9月18日(日)
KHギャラリー芦屋、2016年度第二期展示のテーマは「大地のみる夢」です。
本展では暖色や中間色を用いた、表情豊かな作品たちが躍動します。アウンサンスーチー氏の生涯に感銘を受け、祈りの手が描かれた油彩画や、大地の色と起伏を思わせる大作が、無機質なギャラリー空間に彩りの風を吹き込みます。そしてこのたびKHギャラリー芦屋では初めて、洋服のスタイル画を展示。絵画とファッション、二つの領域を自在に行き来するコシノの旅路を想像していただくことができるでしょう。実りの秋を迎え、やがて冬が訪れる季節にふさわしい温かな空間を、移ろいゆく樹々の色彩とあわせてお楽しみください。
予約方法:当ウェブサイトの「ASHIYA GALLERY」ページから、【入館予約申込フォーム】にて必要事項をご入力の上、お申し込みください。
コシノヒロコ《WORK #1478》油彩/パネルにキャンバス 2015年
コシノヒロコ《#386》スタイル画 墨/ 和紙 2007年
KHギャラリー銀座 KHギャラリー芦屋は共に以下の日程で休廊とさせていただきます。
2016年8月6日(土)から 8月14日(日)まで
なお、この期間中の【KHギャラリー芦屋】のホームページ内「申込フォーム」でお申込みいただきました入館予約に関しましては
8月15日(月)以降に予約確定の返信となりますこと、あらかじめご了承ください。
KHギャラリー銀座では、来る25日(月)より、「コシノヒロコ 夏の響き」を開催します。
本展では、約10年前に描かれた、蓮をモチーフにした大胆な墨の大作や、最新作である樹々と水面を連想させる静謐な油彩画を展示します。自然をテーマにした作品群は、清らかな水の響きのように、静かな風情をもたらします。
静寂の中に、水のささやき、樹々のざわめきを感じて。外界の暑さを忘れさせる涼やかな響きを、ひとときお楽しみください。
KHギャラリー銀座では、来る7月8日(金)14時~17時の間、「ヒロココシノ受注会」開催のため、貸切りとさせていただきます。
皆さまには大変ご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
昨年の様子
昨年の様子
KHギャラリー銀座では、来る6月17日(金)より、展覧会「片岡鶴太郎 × コシノヒロコ × 荻野綱久 ー森羅万象ー」を開催します。
自然を見つめ、四季の彩りを描く片岡鶴太郎。その息子である荻野綱久(おぎの つなひさ)は、シンボリックな幻想世界を描きます。
迎えるコシノヒロコは、樹々の絵画に生命への慈しみを込めます。
この宇宙に存在する、すべてのものへの想いを込めて。
三人の作家が描く「森羅万象」の新作展をぜひご高覧ください。
2016 年 5 月 21 日(土) – 6 月 12 日(日)
会期中無休
KHギャラリー銀座では、5月21日(土)より次回展「操上和美 × コシノヒロコ」を開催します。
写真家・操上和美による、反転した非現実の世界を垣間みるような写真作品。そして一瞬の絵具の反応によって生まれた、日本的な墨と余白の美にも通じる、コシノヒロコの油彩画。
本展では、操上の写真とコシノの絵画による、研ぎすまされた作品空間を体感して頂きます。
二つの眼差しが生んだ作品から、その先の世界を、途方もなく広がる美しい時間を、旅をするように想像してください。
操上和美《シリーズ「孤独から始まる愛の物語り。」-男と女とTV-》
写真/ ソラリゼーション、インクジェットプリント
144 × 180 cm
コシノヒロコ《#1578》 油彩/ キャンバス 120 × 120 cm
KHギャラリー銀座では、このたび松井桂三とコシノヒロコの展覧会「折り込まれた夢 ~ARTへの変容~」を開催します。1980年代、コシノがパリコレクションの案内状を松井に依頼し、以後2001年まで松井は、その広報物デザインに携わりました。手で開くと平面から立体に展開する、それらの造形には、ものづくりへの情熱と、お互いに対する信頼、そして人を楽しませる「夢」が折り込まれていました。そして二人はデザインの領域に留まることなく新たな「ART」に挑戦しています。約15年ぶりの競演となる本展では、松井による過去の「HIROKO KOSHINO」のデザインワーク、また初公開の立体作品、そしてコシノの大作絵画を展示し、変遷を辿り二人の作品の根底に流れる「ART」の心意気を探ります。
デザインによって人に「夢」を与える二人。今度は自らの中に在る「夢」を追うことで、新たな創造の息吹が生まれます。
10日で最終日を迎える今回展に合わせて
スタイリスト・藤崎コウイチ氏によるギャラリートークを開催致します。
日時:2016年4月9日(土)15時~16時
コシノヒロコの参加はございません。
先着50名様にギャラリーより粗品をプレゼント。
皆さまのご参加をお待ちしております。