KHギャラリー銀座では、このたび松井桂三とコシノヒロコの展覧会「折り込まれた夢 ~ARTへの変容~」を開催します。1980年代、コシノがパリコレクションの案内状を松井に依頼し、以後2001年まで松井は、その広報物デザインに携わりました。手で開くと平面から立体に展開する、それらの造形には、ものづくりへの情熱と、お互いに対する信頼、そして人を楽しませる「夢」が折り込まれていました。そして二人はデザインの領域に留まることなく新たな「ART」に挑戦しています。約15年ぶりの競演となる本展では、松井による過去の「HIROKO KOSHINO」のデザインワーク、また初公開の立体作品、そしてコシノの大作絵画を展示し、変遷を辿り二人の作品の根底に流れる「ART」の心意気を探ります。
デザインによって人に「夢」を与える二人。今度は自らの中に在る「夢」を追うことで、新たな創造の息吹が生まれます。